どん底だった私の過去。実話①
テンです。
今ではのほほんと平和に暮らしている私ですが、 ここに至るまでどん底だった過去をさらします。
ポップに書ける話しではないので、 暗い話しが好きではない人は、スルーで。
人は一人では生きられないこと、 つくづく実感しています。
実は、長女のあみは前のパチンコ依存症のきっかけにもなった元彼との間にできた子供です。
以下、元彼をKとします。
なぜ、Kのことを元彼と言ってるかというと、 子供ができても籍を入れなかったため、 元旦那ではないからです。
私の妊娠がわかってから、 「俺は心を入れ替える。パチンコもやめる。真面目に働くからついてきてほしい。」と 子供ができたことを喜んだKでした。
当時の私は、まだまだ若く、 その言葉を純粋に受け止めました。
私は、幼少期から親に愛されていないと感じて生きてきた子供でして、親との関係はよくありませんでした。
そんな中、両親に妊娠を報告したことで当然ですが認めてもらえるはずもなく、2度とうちの敷居をまたぐなと私は勘当。
一方のKも幼少期に母親が男を作って出て行ったため、祖父母に育てられたという経緯があり、祖父母はすでに他界し、Kは天涯孤独。
私たちの結婚は、誰にも祝福されない状況だったのです。
逆に、そのような状況の中、私の中で、二人きりでがんばっていこうという気持ちが強固になりました。若さも後押しして。
定職についてなかったKは、早速面接に行き、 すぐに働き出したため、Kは本気で変わろうとしてくれていると、私はとにかく嬉しくて新鮮な気持ちでお弁当を作り、 送りだしました。
ところがその日、機嫌悪く帰ってきたK。 次の日からその仕事には行きませんでした。
その職場は、たった1日でやめてしまったんです。 それから職を転々とし、まともに給料を稼ぐことなくあっという間に、妊娠6ヶ月に入ってしまいました。
悪阻がひどく、その日暮らしで、きちんと食事をとることさえ叶わなかった私は、栄養不足でその当時、妊娠中とは思えないほど痩せていた為、妊婦服ではない普通の私服を着ていました。妊娠6ヶ月でもお腹の膨らみも目立たず、妊婦に見えなかったと思います。
妊婦ということを隠してバイトを探し、8ヶ月まで働きました。
つらく、苦しい生活でした。精神的なものからひどくなるのか、ひたすら体調は思わしくなく、誰にも頼ることのできない状況で、頼りにできるのはKだけ。 お金もなく、自分で決めたこととはいえ、毎日が不安で、涙する夜も幾度となくありました。
その頃、Kもようやく先輩の会社で働かせてもらえることになり、安心していた矢先、事件は起きました。
Kの初めてのお給料日のことです。 私は、1ヶ月がんばってくれたKに対する労いと、1ヶ月仕事が続いたことの喜びで、今日はごちそうを作ろうとKの帰りを今か今かと待っていました。 しかし、待てど暮せどKがいつもの時間に帰ってきません。
いつも帰ってくるのは17時前後。時計はもう22時を超えてしまいました。
私は嫌な胸騒ぎがしてきました。
まさか…‥。
作った料理がすっかりさめきった頃に、ようやく玄関のドアが空きました。
不機嫌な様子のKが立っていました。
Kはくしゃくしゃになった一万円札を1枚、私に向かって投げつけました。
「それ、給料。」
やはりKは給料をパチンコで使ってしまっていました。
どうやって生活すればいいのか私は途方にくれました。そんな様子がKのカンにさわったようです。
負けたムシャクシャも重なってKは、 「人の給料当てにしてんじゃねえ!」と八つ当たりをしてきました。
鬼。👹 鬼の形相。 殴られる! そう思った次の瞬間、 私は、倒れ込んでいました。
Kが私の顔を殴ったからです。 しかもグー✊で。
そこから殴る蹴るの暴行。 私は気づいたら必死にお腹を庇っていました。
その頃、家賃格安のボロアパートに住んでいたので、壁は薄く、外に丸聞こえだったのでしょう。
誰かが、警察を呼んだらしく、 警察がやってきたのでした。
私は、妊娠中ということもあり、 そのまま、緊急入院となりました。
そこからのやり取りはあまりよく覚えていません。 ただ、たくさんの人だかりができていて、 Kが私に向かって叫んでいて警察に無理やり連れていかれたところだけは鮮明に覚えています。 救急車の天井をぼんやりと見上げながら、私はいつしか意識を失ったようでした。
目が覚めると、 病院のベッドの上でした。
身体のあちこちが痛みます。 特にお腹がズキズキとして起き上がることすらできません。 お腹に手を当てると、 ペタンコになっていました。
私の赤ちゃんがいない……。 涙がツツーと流れました。
その、ぼんやりする頭で私が一番に思ったこと。
なんだと思いますか?
答えは"入院代、どうしよう。"です。
そんな状況下でもまず真っ先に思うのはお金のことなんです。 お金がないって恐ろしいですよ。
普段どんなに優しくされても暴力を振るう人と一緒にいてはダメです。
暴力を受け続けると心が壊れて、正常な判断ができなくなっていきます。
パートナーに暴力を受けて、誰にも相談できないと思っているあなた、気にいらないことがあると暴力で抑えつけるのは正常ではありません。普段がどんなに優しかったとしてもです。
あなたを守る方法はいくらでもあります。その渦中にいるとわからなくなってしまいます。
辛く悲しい思いはもうやめにしましょう。
それは本当の愛ではありません。
逃げてください。私も長いことパートナーからの呪縛に悩まされてきたひとりです。
あなたの救いになることを祈ってこのブログを書いています。とにかく離れること、安心して眠れる環境を作ることが先決です。
あなたの人格が壊れてしまう前に。 どんなに優しくされても、同情心が出てきても、絶対に戻らないという強い気持ちを持って動いてください。
下記のサイトも載せておきます。参考にしてください。
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/siensya/03.html