死にたいわけじゃないのに生きたくないという感情。
今日、嫌な夢を見て目がさめました。
夢の中で、2歳の息子まるたんの保育参観があるという日に、私は何も用事があるわけでもないのに、眠りこけて、保育参観のことを忘れていました。
普通にお迎えに行くと、たくさんの保護者の姿があり、私はそれでハッと保護参観だったことを思い出したのです。 先生は、なんだか微妙な顔をしていて まるたんはママがきていなかったからかとても悲しそうな顔をしていました。
内心、しまったと思いながら、忘れていたとは言えず、私はそのまま何も言わず保育園から帰りました。
そこへカブさんからLINEが入ります。 保育参観どうだった?と。
見に行きたいけどどうしても休みがとれないから たくさん写真を撮っててね、とカブさんに頼まれていたのでした。
家に帰れないと思いました。 どうしよう、と私は途中の空き地で車を止め、 シートを倒して車の天井を見つめていました。
どのくらいたったのでしょう。 私はまたそのまま眠ってしまったようでした。
あたりは薄暗くなっていました。
まるたんも眠っています。
なんで、こんなに眠たいんだろう…‥
携帯を見ると、カブさんからたくさんの着信と連絡が入っています。
LINEには、 【帰ってこないから心配で保育園に連絡した。 どうして行かなかったの?】 と入っていました。
最後に【なにかあったの?探しにいく】 との連絡が。
まるたんはまだ眠っています。 私は車を降りてまるたんを置き去りにして歩き始めます。もう一人の私が必死に止めています。
戻って!戻って!!!!!!
今ならまだ間に合うから!
そこでハッと目が覚めました。 ここまでが夢の話しです。 涙がツツーと流れていました。
まるたんは隣でスヤスヤと眠っていました。
私はまるたんを置き去りにしてどこに向かっていたのか。
時刻はまだ5時。薄暗い時間でした。
私は寝転んだまま今までの人生を振り返っていました。
時々襲ってくるこの大きな虚無感は一体なんなのだろう。
住む家もある。裕福ではないけれど 食べるものはある。
子供にも3人恵まれた。
カブさんとも知り合えた。
基本は楽しいことが好きなのだ。 でも時々どうしようもなく 何もかも放り出してただひたすら何もせず 存在を無にしたい。という感覚。
死にたい、という感覚とは違う。 死ぬのは怖い。痛いのもイヤだ。 だから鬱病とかそういう類ではない。
ただ、生きていたくない、という感情。
子供たちやカブさんに申し訳ないと思う。 だから、私は生きている。
時々、ほんとにふとこんな感覚に襲われる。 病気ではないから説明するのも難しい。
私はおかしいんだろうか。
夜も明けてきた。起きなきゃ…‥。
今日も当たり前の日常がはじまります。